天皇の料理番 第4話「愛しき人よサラバ」の最後に
篤蔵が匂いにつられて入ったお店がバンザイ軒でした。

しかし、どうもお取り込み中だったようで
店主の森田仙之介(佐藤蛾次郎)と一人の客があることで揉めているようです。

それがアイスフライです。

原作ではこのアイスフライに対して篤蔵が何か行動を起こし、
それがきっかけでバンザイ軒で働くことになりました。

しかしこのアイスフライ、一体どんな料理なんでしょうか?

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「アイスフライ」について篤蔵が起こした行動とは!?

まずは原作を振り返ってみたいと思います。
実はバンザイ軒を訪ねた客は内務省の役人・近藤為兼でした。

内務省とは現在の総務省、警察庁、国土交通省、厚生労働省に公安調査庁が加わり
さらには神社・仏閣を管理するという簡単にいえば最大権力を持つ官公庁です。

つまりはこの近藤為兼という人、かなりお偉いさんというわけです。

そのお偉いさんが大衆食堂であるバンザイ軒に入り、
華族会館で人気のアイスフライ
を注文して、店主が困惑しているところに
篤蔵が来たということのようですね。

とはいえ、華族会館はついさっきまで篤蔵が働いていたところです。
当然、厨房でそのような料理を作っているところを見かけたこともありません。

このことから、篤蔵は近藤の店に対する単なる嫌がらせであると判断しました。

そこで篤蔵はトンカツから中の肉を取り除き、
代わりに氷を詰めてアイスフライとして近藤に差し出しました。

さらには、近藤の「いくらでも出す」という言葉に従い篤蔵は20円を請求します。

散々待たされ、言ってみれば単なる氷の衣包みを出された挙句
しかも20円を請求された近藤は当然激怒します。

しかし、

いくらでも払うと言ったでしょ。
払わなければ警察を呼ぶ。
内務省の役人が警察沙汰になったとなれば新聞は喜ぶだろう

と切り返し、無事この近藤を店から追い出すことに成功します。

以上が原作の内容です。

今回のドラマはこの内容をそのまま再現するのか、
それとも違った切り返しをするのか気になるところです。
※本当にアイスフライを作ってしまった、という流れも面白いですけどね。

アイスフライって何?本当に実在するの!?

アイスフライ自体は実在します。
実は世界各地で違った形で「アイスを揚げた」料理はあるんですよね。

確認できた限りでは東南アジア(タイ、マレーシア)、南米(メキシコ)で
フライドアイスクリームという料理が存在し、
日本でもアイスの天ぷらやアイスコロッケなどが食べられるようです。

実は料理サイト クックパッドでも「アイスフライ」のレシピが紹介されています。

熱々の皮のパリっとした食感に対して、
中身のヒヤっとしながらもトロっとした独特の食感。

一度食べるとくせになりそうですね。

最初に紹介したレシピはちょっと本格的なフライドアイスクリームですが、
実は雪見だいふくを使うと簡単に作れるようですよ。

雪見だいふくを使ったレシピについてはこちらを参照ください。

2015年版天皇の料理番での篤蔵は?(ネタバレ)

最後に第5話「おさな夫婦の結末」のアイスフライ部分のネタバレを紹介します。

まずはアイスフライを注目した男。
原作では内務省の役人でしたが、自称男爵に変わっています。

服装は一見すると立派なようですが、
靴はかなりヨレヨレの状態。
ということで実は男爵ですらないようですね。

現在も服装で足元、つまり靴の状態を見られていることはよくあるわけですが、
この時代もやはり同じことだったようですね。

ということで、この男は役人の単なる嫌がらせというよりは
店に難癖を付けてタダ飯にありつきたかっただけのようです。

そのため、出したアイスフライは氷に衣を付けただけの代物と
原作に従ったものでしたが、男へは

  • 自分は華族会館で働いていたが、その時のアイスフライはこれだった。
  • 念のため華族会館にアイスフライについて確認して連絡するので、
    あなたの連絡先を教えて欲しい。

と返しました。

もちろん、正体がバレることを恐れた男は

コック風情に名乗る名前はない

という捨て台詞を残して退散しました。

原作では
後でこの役人に仕返しをされるのでは!?
という恐れがありました。

しかし、こちらの内容なら後々に禍根を残すことはなさそうですよね。