表参道高校合唱部!6話のメインの一人が校長の大曽根徳子(高畑淳子)です。

現在の合唱部の顧問は鈴木有明(城田優)ですがその前任が大曽根でした。

なんと香川真琴(芳根京子)の両親の美奈代(佐藤玲)、雄司(千葉一磨)の高校時代にも
合唱部の顧問を務めていたということですから、
何十年にも渡り合唱部を指導してきたということになります。

大曽根が合唱部を名門にした、と言っても過言ではないでしょう。

しかし、そんな大曽根が合唱部顧問を退いた理由には深い理由がありました。

当初は
自分の後任として歌を心から愛し、将来有望な有明を見つけることができた
という前向きな理由かと思いきや、
実はその裏に大曽根に関する悲しい出来事があったことが6話で明らかになりました。

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表参道高校合唱部!の大曽根校長ってどんな人?

まずは公式ページの人物紹介で大曽根校長がどんな人か確認してみましょう。

表参道高校の校長。

大らかな人柄で、
生徒の自主性を重んじ、
それぞれの活動を穏やかに見守っている。

かつては音楽教師であり、
表参道高校合唱部の顧問をしていて、
雄司と美奈代は当時の部員だった。

有明は大学のコーラス部の後輩で、
音楽教師として連れてきたのも徳子だった。

有明が胸に抱える傷を知っていて心から心配し、
もう一度希望を持って、
合唱指導に臨んでくれることを願っている。

実は大曽根は有明にとっては大学時代の先輩だったんですね。

真琴が合唱を愛するきっかけになったのは有明だった、と1話で語られていましたが、
その原点は大曽根だったということでしょうか。

と考えると一時期歌への情熱を失った有明を救ったのは直接は真琴ということになりますが、
その根本には「大曽根の歌への愛」があったと考えられますね。

生徒に嫌われる位置づけの教頭の天草五郎(デビット伊東)であるとは対称的に
大曽根は生徒に心から慕われている校長であることは間違いないでしょう。

表参道高校合唱部!の大曽根は歌わない?

真琴が1話で表参道高校に転入した時は、
学校内で腫れ物扱いされている合唱部を立て直すということで
味方が誰もおらず、ほとんど孤立した状態でした。

大曽根はそんな真琴を見守り、時には相談にのっていました。

つまりは今でも大曽根は心から歌を愛しているということになります。

しかし、5話まで大曽根に何か違和感があったんですよね。

それが6話でハッキリとします。

それは有明と合唱部部員達が
モンゴル800の「あなたに」を大合唱をした後のこの言葉です。

そういえば、大曽根校長が歌っているところは俺も一回も見たことねぇなあ。

合唱に対する愛情や情熱はあって、
俺をここの顧問にしたのも大曽根校長だけど
一回も歌っているところ見たことねぇんだよなぁ。

今までは大曽根が歌わないのはたまたま機会がなかっただけで
たまたま偶然だったと考えることもできました。

しかし、真琴が大曽根に一緒に歌いましょうと誘った時の反応から
大曽根が意図的に歌うことを避けていたことが明らかになります。

表参道高校合唱部!の大曽根が歌わなくなった理由とは?

大曽根が歌うことを辞めた理由を知ったのはその夜のことです。

母・美奈代(佐藤玲)と通称「表参道高校の出来杉君」の
内田勇輝(石丸幹二)との度重なる密会のことで、
その日の真琴は寝付きが悪い状態でした。

そんな真琴がとある部屋から奇妙なうめき声にも似た声を聞きます。

それは昼に「ピア美」こと桐星成実(柴田杏花)が霊感を発揮し、
「ここに男性がいる」と言っていた部屋でした。

そこにいたのは大曽根で、うめき声にも似た声はテープの音声でした。

実はこの部屋はすでに他界している大曽根の夫・敬三(国広富之)の書斎でした。

また、後にこのテープの正体がかつて敬三が「心の瞳」を歌っていた音声を
録音したテープであることが分かります。

敬三は実は20年前に亡くなっていました。

それから今まで大曽根が何度もこの音声を聞いていたために
テープがすっかり伸びきってしまい、
超スロー再生の音になってしまったというわけです。

かつて大曽根夫妻は合唱部の合宿所として提供したこの別荘で
静かな幸せな時間を過ごしていました。

夫婦とも音楽教師だったこともあり、
敬三が一番好きだった歌「心の瞳」をよく一緒に歌っていました。

しかし、そんな幸せな時間に突然終わりがやってきました。

敬三にすい臓がんが見つかったのです。

ここで、大曽根夫妻に2つの選択肢を迫られることになります。

まず一つは「生きる」ためにがん治療をすること、
もう一つは「がんを受け入れ」余命を静かに過ごすことです。

敬三に生きていて欲しいと願った大曽根は
「生きる」ためにがん治療をすること
を敬三に求め、敬三もそれを受け入れます。

しかし、結局はがん治療もむなしく敬三は亡くなってしまいました。

その際、度重なる抗がん剤治療によりかなりつらい毎日を送っているようでした。

この別荘に戻り、また2人で「心の瞳」を歌う
という2人の夢はかなわなかったわけです。

結局敬三を苦しめるだけの選択をしてしまったことを後悔した大曽根は
自分だけ抜け駆けして歌うことはできない
と考え、有明に合唱部顧問を引き継いで歌うことを辞めてしまいました。

表参道高校合唱部!の大曽根が再び歌うことになった経緯は?

それから合宿所に謎の怪奇現象が起こることになります。

掛け軸が急に落ちたり、額縁が急に傾いたり、
誰も乗っていないはずの揺り椅子が突然動き出したり・・・と。

そして、急に現れる手紙。
そこには「心の瞳」の歌詞の一部が書かれていました。

・・・まあ、全部真琴の発案により部員全員で仕組んだことだったわけですが。

大曽根に再び歌ってもらうために、
敬三が行動を起こしたようにしたかったわけですね。

もちろん、大曽根にもあっさりとバレてしまいます。

しかし、真琴のネタがバレてしまった直後に突然男の歌声が聞こえてきます。

もちろん、有明の声でも他の男子部員の声でもありません。

それは敬三の書斎から聞こえてきました。
その音声こそ、敬三の「心の瞳」だったのです。

伸びきっていたはずのテープから流れる鮮明な敬三の歌声。

通常はあり得ることではないのですが、
敬三は本当に大曽根に歌うことを望んでいるようでした。

この出来事により真琴はあることを有明と部員達に提案します。

そして、合宿最終日の前夜、行動に移します。

それはキャンプファイヤーでのことでした。
合宿所を2泊3日の間、無料で提供してくれた大曽根へ有明がお礼の言葉を言った後、
合唱部で大曽根に歌を送ります。

その合唱曲こそが「心の瞳」です。

この突然のサプライズ、そして昼の出来事もあり、
大曽根は涙を流しながらもついに一緒に歌います。

有明、副顧問の瀬山えみり(神田沙也加)を加わった「心の瞳」の大合唱シーン。

まさに今までの表参道高校合唱部!の中でも名シーンの一つとなるのではないでしょうか?

その後、大曽根は
敬三が歌えない分を自分が歌えばよい
と納得をし、再び歌うことを決意したのです。

「心の瞳」が作られたエピソードを見ると、
坂本九さんがコンサートで歌うことを強く望んでいた「心の瞳」。

しかし、不慮の事故によりそれが叶いませんでした。

それと生きて再びあの別荘で2人で「心の瞳」を歌うということが叶わなかった
大曽根夫妻の話が重なっているように感じた6話でした。

しかし、生徒を見送った後に大曽根が外から書斎を見ると、
一瞬だけですが窓の先に敬三がいたんですよね。

成実が感じた通り、実は敬三の霊は書斎に帰っていて
大曽根と「心の瞳」を一緒に歌うのを待っていたのかもしれませんね。