5話の最後で経営コンサルタントの戸川真人(山本耕史)は一人
菰田孝三郎(イッセー尾形)の元を訪ねていました。

そして、戸川は菰田に何か話を持ちかけていましたね。

この内容は実は内閣府国家戦略特別管理官・桜庭剛志(西村雅彦)主導の
国を挙げた神楽村再開発計画でした。

この話を菰田が承認し本格的に神楽村再開発事業は動き出すことになります。

果たして、菰田がこの国家事業を受け入れた理由は何だったのでしょうか?

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国家事業の受け入れは今までの菰田では考えられない!?

1話、つまり浅井が星河市に赴任したばかりの神楽村は閉鎖的な村でした。

限界集落復興と言いながらも単なる役所の押し付けで
村人には何のメリットもないものばかりでした。

当然、復興の兆しすら見えません。
結果、神楽村の村人達はお役所に対して非協力となっていったのです。

その中心となっていたのが菰田神社の神主である菰田孝一郎でした。

長年村に住み、村のことを知り尽くしていた菰田。

村は衰退していき、それに対して星河市役所は何もしてくれない、
そんな現実を見てきた菰田は村の行く末を諦め、
さらに市役所のやることに尽く反発していたのです。

そんな菰田が心を開いたきっかけが浅井でした。
浅井は他の役人とは違い、神楽村に住み着き
いつも、神楽村の村人のそばにいました。

そして、1万円という低予算でありながらもスカイランタンを成功させ、
神楽村に注目が集まるきっかけを作ったのです。

さらにスカイランタンの事業については浅井一人が行っていたわけではなく、
村人が積極的に動くことによって実現に至りました。

久しぶりに村が一眼となって何かを成し遂げる姿を目の当たりにした菰田。

これがきっかけとなり、菰田は神楽村の将来を浅井に託したのです。

しかし、国家事業は村人が関与できないほど大きなことです。
言い方は悪いですが、「役所からのお仕着せ」に近いですよね。

菰田は今回なぜ神楽村再開発事業という「国家事業」を受け入れたのでしょうか?

戸川(桜庭)の神楽村再開発事業に同意した菰田の本心は?

戸川と桜庭との論戦の後、浅井と由香里は菰田神社に向かっていました。
やはり菰田に今回、桜庭の神楽村再開発事業を受け入れた本心を聞きたかったのです。

すると菰田はこう答えました。

君(浅井)みたいな人間が増えて欲しいんだよ。

君になることはできない。
でも、君を真似することは出来る。

そうやって意志というものは受け継がれていくものなんだ。

人生経験豊富な彼(桜庭)が私のように君に感化されたんだよ。
彼は今、希望に溢れてるよ。
私はその気持ちがよーく分かる。

彼に懸けてみてもいいんじゃないかな。

確かに浅井の目指すところは全国の限界集落の復興でした。

しかし、復興のメインはあくまでそこに住む人であり浅井ではありません。
浅井はあくまで人の手助けをするだけです。

しかし、手助けだけとはいえ、
浅井一人では一万箇所もある限界集落を救うことは不可能です。

5話の岩田正樹(筧利夫)のような
浅井の同士となる人間が必要なのは言うまでもありません。

ましては国の中枢の人物が浅井の同士となるのであれば、
これほど心強いことはありません。

そして、これは神楽村の村人のリーダーである菰田が決めたことです。
浅井にはそれを止める権利はありませんでした。

菰田の意見に納得した浅井は

福本市長が目覚めてくれて、
僕の役割は終わったとちょうど思っていたので
これでよかったのかもしれません。

と言います。

そして、翌日には神楽村に内閣府の職員が視察に来ました。
神楽村再開発事業はスタートしたのです。

しかし、残念ながらこの国家事業は国家主導ならではの理由で
頓挫してしまうことになるのです。