「あさが来た」の今までのタイトルを見ると、1週目が「小さな許嫁」、2週目が「ふたつの花びら」でしたね。
このタイトルを見ると、どうやら「あさが来た」の中心となるのはヒロインの今井あさ(白岡あさ)一人ではないということになりますよね。
ではもう一人は誰なのか?
ということになるのですが、もう明らかですよね。
そうです、姉のはつです。
しかし、はつに関しては主人公のあさを盛り上げるためにドラマに登場させた架空の人物である可能性は否定できません。
そこで、今井はつのキャストとモデルについて改めて確認したいと思います。
今井はつってどんな人?
まずは「あさが来た」の公式ページの登場人物のはつの紹介を確認してみましょう。
※現在では「あさが来た」の公式ページの公開は終了しています。
あさの姉。
奔放なあさと違い、
つつましく凛(りん)とした美しさが評判で、
箏(こと)や裁縫が得意。あさにとっては、
何でも相談できる良き姉。大阪の老舗両替屋「山王寺屋」に嫁ぐ。
嫁ぎ先になじめず苦労する中、
幕末から明治への混乱期を迎える。危機に瀕(ひん)する家と夫を支え、
「新しい時代」の幸せを見つけていく。
「小さな許嫁」では「山王寺屋に嫁ぐ」というところまで進んだという考えられます。
しかし、人物紹介を見るとはつの今後は平穏な日常ではないと読めます。
しかし、そんな平穏ではないはつの人生の中で一つだけ希望が見えるフレーズがあります。
それが「新しい時代」の幸せです。
果たしてはつが苦難の果てに見つけた「新しい時代」の幸せとは何なのか、今から気になりますね。
今井はつのモデルは誰?
あさのモデルである広岡浅子氏ほど詳細な情報はありませんが、今井はつも実在の人物がモデルになっています。
それは広岡浅子氏の姉・三井春(大眉春)氏です。
ちなみに三井春氏と広岡浅子氏は「あさが来た」と同様、歳の差は2才ですが、実は母親が違います。
つまり異母姉ということになります。
「あさが来た」ではあさの前にはつが山王寺屋に嫁ぐことになるのですが、史実上は浅子氏が嫁いだ6日後に天王寺屋に嫁いでるんですよね。
そして、天王寺屋も山王寺屋と同様に時代の流れについていけず、倒産してしまいます。
そのときから春氏は夫の大眉五兵衛氏を精一杯支えます。五兵衛氏は天秤棒を担いで物売りに励む傍ら、春氏は得意の裁縫により家計の手伝いをしていたのです。
しかし、残念ながら春氏は25歳という若さで亡くなってしまいます。
「あさが来た」でもはつはやはり若くして亡くなることになるのでしょうか。
せめてドラマ上でははつにはもう少し長生きして幸せを人生を送って欲しい、と切に願います。
今井はつを演じるのは誰?
今井はつを演じるのが女優の宮崎あおいさんということを知らない人は少ないですよね。
宮崎あおいさんといえば、実は過去にNHKの朝ドラのヒロインと大河ドラマのヒロインの両方をこなしたことがあるんですよね。
朝ドラのタイトルは「純情きらり」。
放送時期は2006年4月~9月ですから、今から10年近く前ということになります。
珍しくオーディションをせずに宮崎さんが直接ヒロインに指名された作品なんですよね。
一方大河ドラマのタイトルは「篤姫」。
こちらは「純情きらり」の2年後の2008年1月~12月に放送されていました。
NHK大河ドラマには「幕末ものは視聴率が取れない」というジンクスがあったのですが、「篤姫」はそのジンクスを破りました。
全50回の平均視聴率24.5%は歴代の幕末ものの大河ドラマでは最高記録なのはもちろん、過去10年の大河ドラマでも最高記録だったんですね。
今回、「あさが来た」ではヒロインは波留さんなのですが、宮崎さんもヒロインの心の支えとなる役柄であり、その存在感を十分に感じることになるのではないでしょうか。