新政府から法外な資金の調達のお達しが出ましたね。

今の金額にして数億~数百億円もの大金です。
これだけで店の蔵は空になってしまうほどですよね。

しかし、実はこの後新政府が打ち立てる新制度により
両替屋はさらなるピンチを迎えることとなります。

さて、一体どんな制度なのでしょうか?

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両替屋を倒産に追い込んだ新制度とは?

日本の歴史を振り返ってみると明治時代に入った直後に
確かに両替屋は次々に倒産していきました。

あさのモデルである広岡浅子氏の嫁ぎ先であった加島屋も倒産の危機にありました。
両替屋だけでは加島屋が潰れるのは時間の問題だったのです。

しかし、加島屋は加島銀行として何とか生き残ることができました。
これは広岡氏が実業界へ進出し、様々な事業に関わり資金を調達できたからです。
加島屋の例は逆に両替屋が生き残った数少ない例ということになります。

さて、両替屋を軒並み倒産に追い込んだ新制度とはなんだったのでしょうか?

実はその制度こそが「廃藩置県」だったのです。

廃藩置県が両替屋を潰す!?そのからくりは?

廃藩置県というと、
単純に藩をやめ、都道府県に変えた
というイメージしかわきませんよね。

しかし、これには意外なからくりがあったのです。

まず一つ目は、藩を治めていた武士達が全員失業してしまったことです。

廃藩置県とは単純に国の区分けを変えるということではなく、
名前の通り、「藩を廃止する」という意味です。

つまりは藩を治めていた役人達は「全て用済み」となったというわけです。

これに困るのはこの武士達にお金を貸していた両替屋達です。
お金が帰ってくる可能性がこれでまた下がることになります。

さらにこれに追い打ちをかけたのが
廃藩置県に従えば借金を帳消しにする
というお触れです。

幕府軍が新政府軍に負けたことで新政府に逆らうことは得策ではないと
大名達は考えていました。

さらに資金難でお金を返すことが困難な状況で
「借金帳消し」という言葉はかなり魅力的でした。

結果、廃藩置県は進み両替屋の貸した金は全て「踏み倒される」こととなったわけです。

これは両替屋にとっては大打撃ですよね。

廃藩置県の知られざる真実!民衆はなぜ両替屋に殺到した!?

ところでなぜ民衆は加野屋に殺到したのでしょうか?

その理由となるのが廃藩置県のからくりの二つ目です。
それは通貨が両(文)から円に変わったことです。

※正しくは廃藩置県ではなく、別の貨幣制度の話ですが、
両替屋を語る上では廃藩置県とセットで考えたほうがわかりやすいです。

日本円が誕生したのは実は明治時代なんですよね。
約150年の歴史ということになるでしょうか。

当然、それまでの通貨は廃止されます。
ということは今まで使っていた貨幣は使えなくなる、ということになります。

新しい制度では旧1両=新1円と換算されます。
これをどこで交換するか?という話になり、
両替屋に殺到したということでしょうか。

ともかく、明治政府が打ち立てる新制度により、
両替屋は強引に方針転換を迫られることとなったのです。

しかし、信用を守るために古いしきたりを厳守し続けたのが両替屋です。
ほぼ全滅状態となったのは致し方ないですよね。

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