第9週「炭坑の光」ではあさが蔵野炭坑改め加野炭坑を変革しようと動き出します。

炭坑の納屋頭であるサトシのとある出来事から炭坑夫達の現状を知ったあさ。
今後、炭坑がさらに忙しくなることを考え、坑夫達の士気を高めることを考えます。

しかし、改革は同時に何らかの「痛み」を伴います。

当然、炭坑の支配人の宮部も含め、坑夫達の抵抗があるのは言うまでもありません。

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あさが知った炭坑の現実とは?

49話のラストであさ(波留)は亀助(三宅弘城)からある一言を聞きます。

それが

一人いけ好かん納屋頭がおりますのや

という一言です。

この「いけ好かん納屋頭」がサトシ(長塚圭史)です。
あさは亀助からサトシの組の石炭の掘る量が他の組に比べて少なく、
サトシの組だけ楽をしている
という苦情があると報告を受けます。

あさ達が坑夫の様子を見ると確かにサトシの組の坑夫たちはダラダラと働いていました。

これでは、採掘量が少ないのは当然でしょう。

さらにあさは
サトシが坑夫達の上前をハネ、
部下の坑夫達に採掘の道具を高く売りつけている
と聞きます。

これでは坑夫の暮らしが楽にならないのは当然です。

あさは支配人の宮部源吉(梶原善)を追求すると、宮部はこう答えます。

そ、そりゃあ昔からのことできけん。

坑夫たちのことは、
支配人の俺でもうかつには口出しできんとす。

坑夫たちは親分か納屋頭のいうことしか聞かんとすですき。

雇うんも世話すんも全部納屋頭がしとるとやけん、
誰も逆らえんとですたい。

あさは宮部の言い訳がましい説明に呆れながらも、
炭坑夫達の現実に初めて直面することになります。

あさの改革の内容は?親分と女衆の反応は?

あさは事務所で宮部、亀助のほか炭坑の親分である治郎作(山崎銀之丞)も加え、
とある改革案を提示します。

それはお金や道具を坑夫達に渡すときに、納屋頭を経由していたのをやめ、
加野屋から直接渡すことに変える、ということでした。

これにより、納屋頭からピンハネされることがなくなり、
坑夫たちの士気は上がるだろうとあさは考えたのです。

しかし、この改革にはひとつ問題がありました。

それは今まで坑夫たちをまとめていた納屋頭の仕事及び権限が減るということです。

当然、納屋頭たちは激怒し、猛反対することは目に見えています。
そうなると部下の坑夫たちはそれに同調せざるを得なくなります。

治郎作と宮部はそんな状況を懸念していました。

しかし、女衆の一人で治郎作の妻のカズ(富田靖子)は坑夫たちの生活が楽になるなら、
とつい口にしてしまいます。

たまたま、あさ達が話している中お茶を入れに来ていたカズが
思わず発した一言でした。

余計な事を言ってしまった、とバツの悪そうにその場を後にしたカズでしたが
あさは女達の考えも知りたいのでカズの後を追いかけます。

カズから驚愕の一言が!?坑夫には夢がない!?

あさはカズを捕まえ、もう少し話を聞いてみることにしました。

カズはあさの提案には賛成でした。
しかし、同時に2つの理由から実現は非常に厳しいとあさに言います。

一つは納屋頭のことです。

炭坑夫というのは荒くれ者の集まりです。
親分ももちろんですが、納屋頭はそんな荒くれ者を束ねています。

ですので納屋頭を務めるのは男気のあり、
坑夫たちににらみを利かすことができる強者揃いです。

なので坑夫達がそんな納屋頭に逆らうのは難しいだろう、というわけです。

そしてもう一つの理由が坑夫たちには夢がない、ということです。

あさの改革の目的は坑夫たちの労働条件を改善することですが、
その最終目的は坑夫たちに夢と希望をもって働いてもらうことでした。

しかし、坑夫の仕事は常に危険と隣り合わせです。
つまり、太く短く生きることを性分としており、
将来を考える坑夫はほとんどいないのです。

「夢」と「希望」は誰でも持っていると思っていたあさには
カズのこの言葉は非常に衝撃的でした。

しかし、それでもあさは炭坑の改革を進めようと決めていました。

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