雁助の手紙の内容からサトシが以前加野屋で働いて大番頭の息子であり、
九州の加野炭坑の事件の首謀者だったことが明らかになりました。

これに正吉と新次郎は激しく動揺しますが、
あさと榮三郎はそもそも松造が何者なのかを知りません。

そのため、あさには新次郎から、榮三郎には正吉から松造について説明をします。

また、この話から新次郎の過去の深い心の傷をあさは知ることとなります。

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松造とは一体誰?なぜ加野屋を憎むようになった?

松造の父親が以前加野屋で大番頭だったことは冒頭で話しましたが、
そのとき、松造と新次郎は幼なじみでした。

この二人はあることがきっかけとなり絶交することとなります。

それは新次郎と松造が10才のときでした。

元々加野屋の大番頭として長年働いていた松造の父は独立をしました。
しかし、松造の家は直ぐに経営が傾き、あっという間に潰れてしまいます。

その直前に松造は新次郎にある頼み事をします。
それは加野屋が松造の家にお金を貸すように進言して欲しいという内容でした。
もちろん、新次郎は松造のために行動に移します。

しかし、正吉はお金を貸すことをしませんでした。

この正吉の決断に新次郎は松造一家を見捨てたと胸を痛めます。

そして、松造のある言葉がきっかけで新次郎と松造は
取っ組み合いの大げんかをしてしまいます。

その松造の言葉が

わての家はお前とこに殺されたようなもんや。
お前の父ちゃんは金の亡者の人でなしや

という内容でした。

さすがの新次郎も父親の悪口を言われたことを許すわけにはいかなかったのです。

その後、新次郎と松造は仲直りをすることができませんでした。
大喧嘩の次の日に松造と母親は姿を消してしまったのです。

新次郎が加野屋で働かない理由とは?

新次郎だけでなく、正吉も当時のことをよく覚えていました。

全身傷だらけで帰ってきた新次郎。
今まで新次郎のそんな姿は見たことがありませんでした。

※実はその後も新次郎が傷だらけになることはありませんでした。

そして、その日を境に新次郎は両替屋という仕事を極端に嫌うようになります。
松造一家を救うことができなかったという後悔が
新次郎の深い心の傷となってしまったのです。

このことを知っているのは正吉と新次郎のほかは雁助と
亡くなった長男の正太郎(木内義一)だけでした。

実は加野屋の跡取りを新次郎ではなく榮三郎としたのは
榮三郎の商いへの興味もさることながら、
新次郎の心の傷を察してのことだったのです。

炭坑の事故は新次郎のせい!?未然に防げた!?

新次郎は今回の炭坑の事故のことを後悔していました。

新次郎はあさを迎えに九州の炭坑に行った時に、
サトシが松造に非常に似ている事に気づいていました。

しかし、その時は松造である確証がとれませんでした。
もしサトシが本当に松造であるなら次に会った時に声をかけよう
と思ってた矢先に今回の炭坑の事故(事件)が発生してしまったのです。

もっと早くあさに話をしていれば、
もしかしたら事故は未然に防げたかもしれない、
しかし過去の負い目からそれができなかったのです。

新次郎はただひたすらあさに涙ながらに謝罪するのでした。

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