下町ロケットも12/20(日)放送で最終回を迎えてしまいました。
やはり、悪役が最後に成敗(?)されるシーンはどうしても爽快感を覚えてしまいますね。

ちなみにガウディ計画篇の悪役といえば、
アジア医科大の貴船恒広、日本クラインの久坂寛之と藤堂保、
そしてサヤマ製作所の椎名直之です。

このうちの貴船に関してですが、
実は原作ではもう少し語られていたんです。

ドラマの結末もアリなのですが、
この貴船の結末のエピソードもカットするのがもったいない内容です。

そこで日曜劇場「下町ロケット」で語られなかった貴船の結末について紹介します。

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ドラマ「下町ロケット」の貴船の結末は?

サヤマ製作所のデータ偽装の事実を知った
アジア医科大学の教授・貴船恒広(世良公則)は酷く狼狽していました。

それを象徴するのが、教授室の1シーンです。

日本クラインの久坂寛之(平岳大)と藤堂保(瀧川英次)の二人は
今回の不祥事に関して、貴船にひたすら謝罪していました。

黙ってそれを聞いていた貴船でしたが、久坂たちの
なんとかするので、時間がほしい
という言葉に反応します。

貴船は

よくいうよ、まったく。
世の中、そんな奴らばっかりだ。

とんでもない失敗をしながら、術もないのに、
なんとかすると安請け合いをする。

そんなのが通用するのはな、
あんたたちみたいな、
なあなあの世界で生きる連中だけなんだよ。

我々医者は、失敗したら人が死ぬんだ。
死んだ人間が生き返るか。
時間をもらえば、生き返らせられるのか。

あの死んでしまった小西という患者を、
だったらあんたたち、
生き返らせてみろっ!

と久坂たちに怒りを爆発させるのでした。

ドラマ「下町ロケット」で語られなかった貴船の結末とは?

実は原作ではもう少し貴船について語られていました。

それは先程のドラマの日本クラインの久坂たちとの貴船のやり取りの前の出来事、
そして貴船が最後にどうなってしまったのか、という内容です。

日本クラインとのやり取りの前に貴船に降りかかった災難とは?

貴船はコアハートのスキャンダルだけでなく、
以前の臨床試験中の事故対応についても厳しく追求されることになります。

初期対応のミスが原因でコアハート自身に何も問題がない
と結論づけ、部下の巻田に全責任を押し付けた件ですね。

貴船のこの対応が結果として自分の首を締めることとなります。

碌な調査もせずに結論つけた過去から、
理事会は内部調査だけでは信頼回復にはならないと判断します。
そして、第三者機関により調査委員会を設けることを決めます。

また、貴船は当然今回の件の責任を取らされることは明らかでした。

貴船はどうなる?名医に戻る!?

結局、貴船はアジア医科大の理事を解任され、地方に飛ばされることになります。

しかし、このことが貴船自身を変えることになります。

実は原作で佃航平(阿部寛)がこんなことを言っていました。

とかく組織でがんばってる連中ってのは、
出世競争から外れると、
魔法が解けたように我に変えることがあるんです。

いったい、オレはなにをやってたんだろうって。
人生にとって、もっと大切なものがあるんじゃないかってね。

これは過去に航平自身がロケット打ち上げの失敗がきっかけで
JAXAをやめることになったという経験から知ったことでした。

挫折が人を変える
貴船も例外ではありませんでした。

再び、貴船の元を訪れた日本クラインの久坂は
むしろ晴れやかな表情を浮かべている貴船の姿を目の当たりにします。

いったい、いままで私は何をやってたんだろうなあ。

学長だ、学会での地位だのと汲々としてきたが、
そんなものに何の意味もない。

患者のためといいつつ、私が最優先にしてきたのは、
いつのまにか自分のことばかりだったな。

だけどな、久坂君。
医者は医者だ。
患者と向き合い、患者と寄り添ってこそ、医者だ。

地位とか利益も関係なくなってみて思い出したよ。

貴船は久坂にそう語ります。

このとき、貴船は一介の医者に戻ったのです。

そして、貴船の言葉は久坂の心を打つことになります。
久坂自身も自分の仕事に向き合うこととなるのです。