日曜劇場「下町ロケット」もついに放送を終了しましたね。

「下町ロケット」と言う名前の通り、
ロケットで始まりロケットで終わりました。

阿部寛さん演じる佃航平の
やっぱ、ロケットはいいなぁ!
というセリフが印象的でしたよね。

ところで、日曜劇場「下町ロケット」では原作よりも
特に力を入れていたと思える部分がありました。

それが佃製作所の敵役のサヤマ製作所・社長の椎名直之です。

原作ではほとんど語られなかった椎名の生い立ち、
そして、ラストシーンでの椎名の意外な姿。

これを見て
椎名、優遇されすぎじゃない?
と思ったのは私だけでしょうか。

しかし、この椎名への演出が小泉孝太郎さんの初の悪役の
高い評価につながったのではないでしょうか?

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小泉孝太郎の初の悪役はどうだった?最後の最後でハードルを上げてきた!?

日曜劇場「下町ロケット」で最初から最後まで
悪役っぷりを発揮した小泉孝太郎さん演じる椎名直之。

最初は笑顔の裏で悪巧みをしているという印象でしたが、
後半から表に出始め、激しい毒舌が目立ち始めましたよね。

ところで小泉さんの特徴といえばやはり端正なマスクです。

どちらかといえば上品な役柄が向いているルックスから
下品なセリフ回し等はちょっと厳しいかな?
という心配はありました。

しかし、ドラマの放送を見ると全く違和感がなかったですよね。

ところが椎名の生い立ちが明らかであるシーンでは
やはり「今までの」小泉さんのイメージではやはり無理がある
と言わざるを得なかったんですよね。

実は一時期椎名は極貧生活を送っていました。
しかし、ここで小泉さんの上品なルックスが仇になります。
風貌からいえば言われた側の佃航平を演じた阿部寛さんのほうが
過酷な生活は送っているように見えるだけに
違和感を覚えたのは私だけでないですよね?

原作ではほとんど触れなかった椎名の生い立ちをラストに描き、
椎名直之という役柄のハードルを上げる演出。

実はこれにはちゃんとした理由があったんです。

なぜドラマ「下町ロケット」では原作には演出を取り込んだ?

実は「下町ロケット」のドラマ版と原作とはラストが大きく異なります。

原作は「ガウディ計画」という名前の通り、
当然ガウディチームのある人物がラストを飾ります。

それは株式会社のサクラダの社長・桜田章(石倉三郎)です。
桜田は自分の愛娘・結(吉田美優)を亡くしたことがきっかけとなり
人工弁・ガウディを開発することを決意しました。

そして、ガウディの初の臨床試験が成功したことを
桜田が結の遺影に報告するシーンで締めくくっています。

ところが、日曜劇場「下町ロケット」のラストシーンはなんとロケットの打ち上げ。
サブタイトルの「ガウディ計画篇」よりもタイトルの「下町ロケット」を優先した
というわけです。

しかも、ロケット打ち上げシーンはガウディの臨床試験成功後のなんと3年後。

最後の最後で一気に時間が流れたことに
ええええぇぇぇ!?
と驚きを隠せずにはいられませんでした。

まあ、佃航平の
自分たちはやはりロケットが好きなんだ
という部分を強調したいというのもあったのでしょうが、
それだけではなかったんです。

それは成功にわく佃製作所の開発メンバー達に近づく一人の人物。

外見の髭面とボロボロの作業服から
一瞬、元佃製作所の技術者の中里か?
と思ってしまうほどでした。

しかし、その人物は予想を大きく裏切ります。
なんと椎名だったんです。

椎名はガウディ計画篇のラストで逮捕されています。
あえて、3年後としたのは椎名が再び戻ってくることを想定してのことだったんですね。

椎名のこのボロボロの風貌は小泉孝太郎さんの上品なイメージを打ち破るものでした。
これなら極貧生活を送っていたという過去も全く違和感がありません。

優遇されすぎと言ってもいいほどの椎名の演出。
しかし、それは俳優・小泉孝太郎さんの新境地を築くきっかけとなったようです。