わたしを離さないで 3話では突然美和と友彦が付き合うことになりましたね。

しかし、美和の性格は派手に勝ち気でした。

一方、友彦は一緒にサッカーを楽しむことができる仲間がいるとは言いながらも
癇癪持ちなのは相変わらずで、
普段は恭子以外に他のメンバーと関わることはほとんどありません。

どうみても美和にとって友彦は恋愛対象外なんですよね。

話のストーリーから言えば、
美和が恭子から友彦を奪った
ということになるのですが、どうもそれだけではないようです。

その鍵となるのは「外の世界」でした。

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「わたしを離さないで」で美和が意外と「外の世界」に拘っていた件


「外の世界」と言えば、2話の「森の殺人鬼」のエピソードにあるように
土井友彦(三浦春馬)と広樹と聖人だけが興味を持っていたように見えるのですが、
実は陽光学苑の他の生徒たちも外の世界への興味はあったのです。
ただし、行動に移さなかっただけなんですよね。

※実際に唯一「外の世界」のモノが買える販売会は誰もが楽しみにしていましたよね。

ところで酒井美和(水川あさみ)という人間は
何でも一番にならないと気が済まない性格でしたよね。

そのため美和の「外の世界」への興味は人一倍だったのです。

3話で美和は販売会で見かけなかったはずの香水を持っているということで
外の世界の人間と付き合っていてその相手から貰った
ということを保科恭子(綾瀬はるか)たち陽光学苑の女子生徒に
思わせようとしていましたね。

※結局は真実(中井ノエミ)に販売会の係に頼み込んで
講堂に並ぶ前で買っただけということを暴露されてしまいましたが。

ところがそんな美和の勝ち気な性格が全て裏目に出始めます。

「わたしを離さないで」の美和のアイデンティティが崩壊するまで

2話から3話まではかなりの時間の流れがありましたが、
その間に美和の周囲の環境は微妙に変わっていました。

美和と常に一緒だった花(大西玲芳)と珠世(馬場園梓)は
次第に美和と距離をおくようになります。

花と珠世にとっては美和の行動が次第に鬱陶しく思えてきたのです。

そして、花はコテージで一緒に暮らす相手として、
美和を誘わずに恭子を誘います。

花たちは陽光学苑の卒業と同時に美和との関係を完全に断ち切りたかったです。

もちろん、美和も自分が誘われないことにうすうす気がついていたでしょうね。

そして、さらに美和のアイデンティティを完全に崩壊させる出来事が起こります。
それは陽光学苑の教師・山崎次郎(甲本雅裕)とのことです。

美和は山崎に密かな恋心を抱いていましたね。

美和はついに山崎に猛烈なアプローチをしかけます。
山崎は「先生と生徒の関係だ」と美和のアプローチを拒絶します。

美和はこれに納得がいかず、
自分が「外の世界」の人間じゃないからか?
と山崎を問い詰めます。

山崎はそれに対して
では、自分が「外の世界」の人間じゃなかったら同じようなアプローチをするのか?
と返します。

山崎の逆質問はまさに美和には図星でした。
美和は単純に山崎が「外の世界」の人間だから接近していただけだったのです。

山崎に振られ、周囲からも避けられ、
美和はこのとき自分はひとりぼっちであるということを思い知るのです。

美和はなぜ友彦に近づいた?略奪愛の全貌とは!?

言い知れぬ孤独感に打ちひしがれていた美和がすがりつこうとした先は恭子でした。

恭子は誰にでも優しく、美和とも仲良くしていましたよね。
そして、美和は恭子を見つけます。

そのとき恭子は友彦を必死に探していました。

友彦は自分にサッカーを教えてくれた教師・堀江龍子(伊藤歩)の
あなた達は何者にもなれない
という言葉に強いショックを受けていました。

そして、言葉の真意を龍子本人から聞きたかったのです。

しかし、龍子の口からそれを聞くことができませんでした。
龍子が何かを言いかけた矢先に他の教師に車に押し込められ、
その場を立ち去ってしまったのです。

友彦は癇癪を起こします。
それを必死に介抱する恭子。

それを遠くから眺めていた美和。

このとき、美和はお互いに信頼し合っている恭子と友彦の関係に嫉妬していたのか、
それとも友彦も自分と同様であるということを痛感したのかは明らかにされていません。

しかし、このとき美和はひとりぼっちである今の現状を逃れるために
友彦に近づくことを決めました。

友彦自身はあまり美和のことを意識をしていませんでしたが、
美和の強い押しに断ることができず、結局2人は付き合うことになります。

これが突然友彦と美和が付き合うことになった経緯です。