2/10に放送されたヒガンバナ 5話。
ヒガンバナには珍しくメインとなった事件は
誰も亡くなっていない事件
なんですよね。
※2話は過去のある生徒の自殺が事件に関わっていましたよね。
そして、ラストは
- 渚と薫子が仲直り
- 透子と友達が仲直り
という大団円の結末にも関わらず
どうも後味が悪いんですよね。
その原因はやはり被害者の透子が「天使すぎる」からなんでしょうか。
ヒガンバナ 5話の事件の犯人は?動機が腹黒すぎる!?
5話の登場人物全体に言えることは、
透子が「天使すぎた」ために周りの腹黒さがなおさら際立った
ということでしょう。
まずは今回の事件の犯人ですが、結果として
全員犯人
という驚くべき結末でした。
もちろん、全員が結託したわけではなく
偶然に偶然が重なった結果なのですが、
動機自体はかなり「腹黒」です。
その動機とそれぞれの犯行について簡単にまとめました。
教師:香坂英里子(マイコ)の動機と犯行
英里子自身は今回の長見透子(尾中琴美)の事件には深く関わっていません。
しかし、そもそもの事件の発端は英里子が
プリマのオーディションで透子に負けることを恐れて、
自作自演の脅迫状を自分に送ったことが事件が発端だったんですよね。
さらに英里子は
透子の真っ直ぐさが自分を追い詰めた
と言っていました。
英里子はそんな透子に日々嫌味を言っていたのですが、
透子本人はそれを「熱心な指導」と受け止め、
それを糧に上達していっているんですよね。
上級生:岩井奈央(小宮有紗)の動機と犯行
透子に小麦アレルギーがあることを知ったうえで、
透子に吸引させるために小麦粉を購入した張本人です。
そして、スタジオの鍵を盗み、
透子を閉じ込めた犯人でもあります。
動機はもちろん
プリマの座を最後の最後になって透子に取られたから
です。
ここまで見れば100%奈央が犯人、
ということになりますが、
奈央は透子に小麦粉を吸引させた犯人ではありません。
実は直前になって小麦粉が盗まれたのです。
しかし、事件後自分のロッカーに盗まれた小麦粉が戻っていました。
自分に容疑がかかることを恐れた奈央は慌ててトイレに
残った小麦粉を捨てます。
※結果、その小麦粉がトイレを詰まらせることとなり、
一気に解決の方向に動いたわけですが。
友人:宮下美月(田原可南子)/新村まどか(秋月成美)の動機と犯行
一番疑われる可能性が低いのがやはり透子の親友である美月とまどかです。
しかし、残念ながら透子に小麦粉を吸引させた真犯人はこの二人です。
捜査七課の来宮渚(堀北真希)たちも
最初は美月たちを疑っていませんでした。
それは
美月とまどかが透子の親友だから
という単純な理由ではなく、二人には明確なアリバイがあったからです。
しかし、このアリバイは二人が作ったわけではなく、
透子自身のある行動で偶然できたものでした。
透子は二人がやったことを悟りながらも
二人を恨むことなく、逆にかばうために
事件の最重要な手がかりとなる松ヤニ箱を隠したのです。
そんな二人の動機が
常に3人一緒だった透子が遠い場所に行ってしまい、惨めに感じたから
でした。
ヒガンバナ 5話は透子が天使すぎる!?
3人の動機をみて分かることは
透子には何の落ち度もない
ということです。
それだけに3人の身勝手な動機が尚更目立ってしまうんですよね。
透子自身は誰も恨んでいないようなのですが、
それだけに英里子、奈央、美月、まどかが
仮に罪に問われなかったとしても今後がちょっと心配になってしまいます。
透子があまりに天使すぎるために
強い罪悪感に苛まれた彼女たちの今後は一体どうなるのでしょうか?