「わたしを離さないで」で恭子は美和のことを
私から全てを奪った女
と言っていましたね。
この一言からも恭子にとっては美和はあまり良い存在にないことは明らかです。
陽光学苑の元クラスメートも
美和と距離を置いたほうがよいのでは?
とたびたび恭子に忠告をしていましたね。
3/4に放送される第8話ではついに美和の恭子への思いが明らかになります。
とはいえ、これまでも美和の本当の気持ちが表に出ることがあり、
7話ではかなり核心に迫った内容が明らかになりました。
そこで、これまでの美和の行動から恭子への本当の気持ちが何だったのか
を検証したいと思います。
わたしを離さないでの美和は恭子を強くライバル視していた!?
まずは酒井美和(瑞城さくら→水川あさみ)の人物像を確認してみましょう。
常に自分が一番でないと気が済まない性格
となっていましたね。
繊細で心優しい優等生
です。
これだけ見れば陽光学苑では「一番の存在」でだった恭子に勝つことで
美和は自分の存在感を周りに示したかったとも取れます。
実際、6話の恭子と真実(中井ノエミ)との最後のやり取りでも
美和が土井友彦(三浦春馬)と付き合っていることについて
美和は友彦が好きだったわけではなく
単なる恭子への当て付けだった
と言っていましたね。
確かに恭子の宝だったCDを盗んだり、
恭子から友彦を「略奪」したことから
美和の恭子への対抗意識については納得はいきます。
しかし、よくよく確認してみると
単なる美和の恭子への対抗意識だけとは思えないこともあったのです。
わたしを離さないでの美和は恭子への本当の気持ちとは?違う結末をあり得た!?
ここで注目したいのが、こちらのシーンです。
- 恭子が真実からの手紙の呼びかけに応じて、
真実のコテージに出かけていったとき(4話) - ルーツの件で恭子と喧嘩したあと、
恭子が友彦と二人で「のぞみが崎」に行ったとき(5話) - 恭子がコテージ「ブラウン」を出て行ったとき(6話)
どれも恭子が美和から離れる場面です。
このとき、美和は
恭子が自分の元からいなくなってしまうのでは?
とひどく動揺していました。
5話の件では美和が
恭子に嫌われたのではないか
と号泣していたとあぐり(白羽ゆり)が話していましたね。
もし美和の恭子への思いが「対抗意識」なのであれば
ここまで美和が動揺する必要がないのです。
恭子が自分のせいでいなくなるということは
美和の「完全勝利」ということになるわけですから。
実は7話で美和はこれまで恭子に行ってきた行動の理由を話していました。
※つまり美和も恭子の気持ちを害することを知ったうえでの行動だったのです。
結局、美和は恭子と本気で喧嘩をしたかったんです。
そして、恭子に怒られ罵られることで「対等」でいたかった
と打ち明けます。
結果、恭子は何度も美和に怒りを覚えながらも行動に移すことはありませんでした。
恭子に何度も怒りは覚えたと本心を聞き、
美和は安心をしているようにも見えましたが、
本当なら行動に移して欲しかったのではないでしょうか。
ちなみに以前、美和は真実とつかみ合いの大げんかをしたことはあります。
もともと美和と真実は性格的に合わないところがあったので
喧嘩相手としてはこの組み合わせのほうがピッタリにも思えます。
しかし、美和には喧嘩相手が恭子ではなければいけない理由がありました。
それが明らかになるのが8話です。
3/4放送の「わたしを離さないで」第8話の予告映像では美和が恭子に
恭子になりたかった
と話していました。
どうやらこの一言が鍵となりそうですね。