火曜ドラマ「重版出来!」の1話のあらすじを見た感じでは
どうやら1話から原作コミックの1巻の内容をかなり盛り込んでいるようですね。

その中の一つのエピソードが看板漫画家の引退騒動です。

新連載を始めた矢先の突然の引退宣言。
当然、「週刊バイブス編集部」に衝撃が走ります。

しかし、これにはちょっとした裏があったのです。
そして、それを見つけたのはなんと主人公の黒沢心でした。

ここでは一度は「引退」を決意したある大物漫画家の
奇跡の復活劇について触れたいと思います。

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大物漫画家の突然の引退宣言!一体何故!?

五百旗頭(いおきべ)敬(オダギリジョー)と黒沢心(黒木華)が
コミック誌「週刊バイブズ」の看板漫画家の一人・三蔵山龍(小日向文世)を
訪ねたその日、その三蔵山が突然編集部に電話をかけてきました。

電話は原稿を引き上げたいという内容でした。
三蔵山といえば新連載「ドラゴン急流」をスタートしたばかりです。
にも関わらず、急にその連載を辞めると言ってきたわけです。

編集長の和田靖樹(松重豊)は当然五百旗頭と黒沢が
何かやらかしたのではないかと疑います。

しかし、二人には全く三蔵山の機嫌を損ねるような心当たりはありませんでした。
その後他の漫画家から三蔵山が一人の漫画家志望の
アシスタントともめていたことが明らかになります。

そのアシスタントは三蔵山と大喧嘩をした末にある印刷物を残して
三蔵山の仕事場を出ていきます。

その印刷物は三蔵山に対するネットの掲示板の書き込みでした。
そして、そこには大きな文字で「オワコン」と書かれていました。

三蔵山はその言葉に非常にショックを受けます。
それは単純に自分が「古い人間」と呼ばれただけではありませんでした。

三蔵山は自分の作品からあるメッセージを読者に伝えようとしていました。
それは

人間(生命)は尊く美しく
優しさこそが強さである

ということでした。

しかし、それが全く伝わっていなかったことを思い知った三蔵山は
自らペンを置くことを決意したのです。

心は何を見つけた?孤高のドラゴンの復活劇とは!?

三蔵山が全盛期より衰えたという根拠となったのが、
画力の著しい低下
です。

最近の三蔵山の作品はデッサンが崩れていて
絵が全体的に間延びしているような印象がありました。

このことでネットの一部では
三蔵山はオワコン(終わったコンテンツ)
と呼ばれるようになったのです。

しかし、心はとあるきっかけから三蔵山のデッサンが
おかしくなったわけではないことに気が付きます。

ここで、人物紹介の三蔵山の写真をちょっと確認してみてください。

妙に前かがみになっていることに気が付きましたか?

実はこの三蔵山の姿勢が「デッサン崩れ」の原因でした。

三蔵山は漫画家デビューしてから40年の大ベテランです。
ということはそれなりに歳をとっており、
知らず知らずに背骨が曲がっていた、というわけです。

三蔵山が作品を書くときはどうしても斜めから見る体制となります。

そのため、三蔵山からは正しいデッサンに見えても
真正面から見るとどうしても歪んでしまうのです。

このことに気がついた心は角度を調整さえすれば
以前の画力を取り戻すことができると三蔵山に提案します。

すると多くの人気漫画家たちも三蔵山に再起を促します。
みな、三蔵山の元門下生でした。

今はそれぞれ多忙な毎日を過ごしながらも
三蔵山のために集まったのです。

こうして三蔵山は再び描くことを決意します。

三蔵山が描く「孤高のドラゴン」は全盛期より迫力を増しているようでした。