火曜ドラマ「重版出来!」の6話の感想です。

6話の中心となったのが高月彩良さんが演じた東江絹と
安田顕さんが演じる安井昇でしたね。

今回、この安井昇を中心に感想を書きたいと思います。

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ドラマ 重版出来 6話の話の内容は?【安井編】

安井は他の編集者や書店の従業員からは
「ツブシの安井」「新人ツブシ」
と呼ばれており、お世辞にも評判がいいとはいえません。

「重版出来!」6話ではそんな「ツブシの安井」の本領が発揮される回でした。

不幸にも6話で「新人ツブシ」の犠牲になったのは
新人漫画家の東江絹(高月彩良)でした。

前回5話のラストまではデビューに向けて着実に仕事をこなしてきた東江に対して
安井は7話までの原稿を全て没にするという、非情な指示を下します。

これによって東江は突然急な締め切りに追われることになり、
結果ほとんど飲まず食わずでなおかつ寝られない毎日を過ごすことになります。

締め切りに間に合わせるために体を壊すほどの過重労働をする東江に対して
安井は冷たい態度をとります。

心(黒木華)は東江のことを心配し、安井に抗議をしますが
普通に締め切りに間に合っていることに何か問題があるのか?
と取り合うつもりはありませんでした。

結局、東江のデビュー作「ガールの法則」は無事に単行本化するまでに至ったわけですが、
東江は安井の次の仕事を断り、一からやり直すことを決意します。

安井は一つ実績を挙げることができたものの、
その裏で「ツブシの安井」の犠牲者がまた一人増えてしまったわけです。

安井の悲しい過去とは?安田顕の演技が細かすぎる!?

「重版出来!」6話では安井の過去の回想もありましたね。

内容自体は原作の内容に沿ったものですが、
安井の現在が原作と若干違うようにも感じました。

原作ではトラウマに近い過去からすっかり変貌してしまい、
「ただの冷たい人間」と化した安井でしたが、
ドラマではまだ過去に未練がある安井の姿が描かれていました。

かつては安井も心と同様に、漫画家に寄り添いいい作品を作ろうとしていました。

今では何より数字を優先するようになってしまいましたが、
実は過去の自分を懐かしみながらも、あえてそれを否定する姿を
安田顕さんがうまく演じていました。

そんな安井の今の行動の原因はやはり雑誌「FLOW」の廃刊に関する役員との一件でしょう。

その役員はFLOWの創刊を推進し、
その一方でFLOWの廃刊を決めた張本人でした。

その男はFLOWの編集部のメンバーに向かって、

俺のFLOWがこんな結果になってしまったのは非常に残念だ。

無敵ともいわれた俺も錆び付いてしまったらしい。

FLOWの廃刊を俺の墓標として胸に抱いてくれ。

と高説を唱えます。

これに一番激怒したのが安井でした。
まさにその役員に掴み掛ろうとする安井を
当時FLOWの副編集長だった和田(松重豊)と菊池(永岡佑)が止めます。

その後、バイブスの編集者となった安井は現在の「ツブシの安井」となってしまったのです。

6話のラストで和田が安井に感謝するシーンがありました。
それは
安井が確実に売れる作品を出すおかげで他の部分で冒険ができる
という理由からでした。

そして、
もう少し仕事を頑張ってもいい
という妻に対して、
仕事のやり方を変えたから問題ない
と安井が答えるシーンがありました。

実は役員との一見で安井は会社に頼らず
自分の力で雑誌「バイブス」を守ることを決意していたのです。

FLOW時代に当時担当していた大物漫画家・加藤了(横田英司)に絶縁されるシーンでは
安井が会社に守られ、何一つリスクをとっていない
ことを強く非難されていました。

結局会社は何もしてくれない。
だから漫画家といい作品を作ることに注力しては雑誌を守ることはできない。

なら、たとえ周りに何を言われようが確実に売れるものをださなければならない。

これが安井の結論でした。

もちろん、安井としては昔のように漫画家と二人三脚で行きたいというのが本音でしょう。

※実際に東江が安井の仕事を断ったときに安井は一瞬寂しそうな表情を浮かべていましたね。
やはり、自分の非情な行動が原因とはいえ、
漫画家が自分の元から離れることは安井にとってはつらいものだったのです。

しかし、あえて安井はヒール役をかって出たわけです。

もちろん、「新人ツブシ」の行動を認めることはできませんが、
原作以上に安井の「悲しいヒール」の一面を見れたのはやはり安田顕さんの演技あってこそでしょうか。

以上、重版出来!6話の感想でした。