火曜ドラマ「重版出来!」の6話の感想その二です。

そもそも「その二」ってなんだよ!、とツッコまれてしまいそうですが、
ここでは東江絹を中心とした話の感想を書きたいと思います。

通称「ド下手伯」の中田は心のことを「女神」と称しています。

実は「重版出来!」の6話を見ると
東江にとっても心は女神すぎるほど女神だったんですよね。

もちろん、心を演じる黒木華さん自身のお淑やかで上品な雰囲気もあるわけですが、
実はそれだけではありませんでした。

ドラマの心は原作以上に東江の救いとなっていたんですよね。

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期待の新人漫画家・中田伯が心を「女神」と呼ぶ理由とは?

まずは、中田伯(永山絢斗)が心(黒木華)を「女神」と呼ぶ理由からおさらいします。

中田と心が初めて会ったのは第4話のコミックバザールでした。
最初は中田は「バイブス」の出張漫画編集部ブースではなく、
ライバル誌の「エンペラー」のブースに持ち込みをしました。

しかし、「エンペラー」の担当編集者は中田の漫画を読まずに門前払いをしました。
その理由が中田の「絶望過ぎる」画力でした。

中田の言葉を聞かず、その編集者は「作り途中の原稿」と勝手に判断したのです。
他の出張編集部でも同様に、中田は門前払い状態でした。

そして、中田は「バイブス」の出張編集部にやってきます。
その時に担当したのが心でした。

中田にとっては心との出会いは幸運でした。
心は他の編集者とは違い、中田の原稿をじっくりと読み始めます。

これがきっかけで中田は「バイブス」で漫画家デビューをすることになります。
このとき、中田は心に対して「初めて原稿を読んでくれた」編集者として
強く印象に残りました。

そして、その後も心は親身になって中田のアドバイスをします。

心はまだまだ駆け出しの新人編集者ではあるものの
それでも自分に対して一生懸命になってくれています。

心が新人の頃から担当するのはまだ中田一人だけということになりますが、
中田ではなくとも心が「女神」に見えてしまうのではないでしょうか?

東江絹への心の「女神」的対応!?

東江絹(高月彩良)も第4話のコミックバザールで心が出会った新人漫画家の一人でしたね。

ただし、東江はプロデビューを焦ったがために
ベテラン編集者の安井昇(安田顕)についてしまいました。

後に東江はこの選択肢が「誤り」だったと後悔することになります。

結果だけを見れば東江のデビュー作「ガールの法則」は単行本化され、
さらには重版に届くほどの大ヒットとなり、何も問題はないようにも見えます。

しかし、その実態は東江にとってはあまりよいものではありませんでした。
「ガールの法則」は締め切り前になり、突然の書き直しを強いられることになります。

結果、作品は締め切りに無理やり間に合わせた感がありました。
そのため、東江は作画の全体バランスに納得がいっていなかったのです。

そして、突然の書き直しのため、食事もまともにのどを通らず、
さらにはほとんど寝ていない東江は満身創痍の状態でした。

残念ながら心や副編集長の五百旗頭(オダギリジョー)が懸念した
「ツブシの安井」が発動してしまったわけです。

しかし、そんなボロボロの東江を救ったのは心でした。

締め切りに追われた状況で年を越し、
東江は新年をまともに迎えることができないほど
かなり追い詰められた状態でした。

東江は心を裏切ってしまった、という後ろめたさを感じながらも
他の頼る人間もいないため、心に電話をかけ、助けを求めます。

原作では心は電話ごしで東江を励ます程度でしたが、
ドラマでは心配になった心はわざわざ東江の自宅を訪問しました。

東江にとっては変わらず自分に親身になってくれる心に対して感激をしていましたね。

残念ながら東江のエピソードのラストは原作と同様に
プロの漫画家を一度は諦める、ということになってしまいました。

しかし、
また漫画の原稿を持ち込んだ時は読んでくれますか?
と聞く東江に心はもちろんです、と快諾していましたね。

そして、東江が心を裏切ったことを今でも後悔していると打ち明けると
心は
離した手はまたつなぎなおせばいいんですよ
と答えました。

セリフ自体は原作と全く同じではあるのですが、
原作以上に東江に寄り添うエピソードや何より心役の黒木華さんの雰囲気が
言葉に重みを持たせ、それが東江にとっての一層の救いであるように感じました。

やはり東江にとっても心は女神だったことは間違いないでしょう。

以上、「重版出来!」の6話のその二でした。