金曜ナイトドラマ「奪い愛、冬」の2話の感想記事です。2017年1月20日から放送がスタートした「奪い愛、冬」ですが1話から非常に見応えのある内容でした。主人公・池内光、その婚約者・奥川康太を、それぞれ倉科カナさん・三浦翔平さんが演じ、その他の個性的なキャストも演技派俳優が揃っていますよね。

第1話で回り始めた運命の歯車から、第2話では各キャストの関係性が絶妙に絡み合っていくわけですが、やはり一番の見どころは信の妻・蘭でしょうか。この2話から蘭の存在感が圧倒的に大きく感じるようになりましたよね。

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奪い愛、冬 感想 2話①嫉妬深さと夫への執着心を見せる妻・蘭


第2話では、第1話でそう多く登場しなかった森山信(大谷亮平)の妻・蘭(水野美紀)が登場し、どのような人物かがわかる演出が多々ありました。ただただ恐怖を感じるほどの嫉妬深さと夫・信への執着心に度肝を抜かれました。

番組前半では、森山家で蘭が信の靴に忍ばせていたGPSで昨晩、信がどこに行っていたのかを確かめ、実際に現場を訪れます。その場所は、光と信の思い出の場所の一つで昨晩偶然2人が再会した場所です。

そこで蘭は、光の折れたヒールの一部を拾い、現場に残された足跡が信の持つ靴と一致していることを確認します。もうこれだけで少しぞっとしました。蘭は探偵になれると確信した瞬間です。

しかも自宅では、ドライフラワーを作りながら狂気的な姿を見せる始末です。うまく説明できないのですが、明らかに怖い仕草や動作をしているというよりは、水野美紀さんの演技力の高さでおどろおどろしいオーラを出しているとしか思えません!表情といい雰囲気といい、蘭の狂気じみた性格がにじみ出ています。

奪い愛、冬 感想 2話②光、愛する人を奪った女との出会い

第2話で早速、蘭が偶然を装い光・康太と出会いました。もちろん、この時点では光は蘭が信の妻だとは知りません。2人の前で倒れた蘭を自宅まで送り届けた2人に対し、光にお礼だと言って光に何やら包みを渡します。何かと思い光が包みを開けてみると、そこには光の折れたヒールが出てくるのでした。

このシーンで光にとっては思いがけず、蘭と出会うこととなりましたが、こちらでも蘭が怖すぎました。車内で「足が痛い」と呻き始めて、光に傷跡のある足をさすらせるシーンなんて恐怖を感じました。光も優しい人だから、何も言わずさすっていたけれども…、この傷を見せつけるようなシーンは一体何なんだろう…。

この出会いは、この後の別のシーンにも効いてきます。それは、式場見学を終えた光と康太がレストランで食事をしているシーンです。なんと食事中、突然康太とスタッフが音楽に乗って踊りだし、フラッシュモブを始めたのです。

このシーン、康太はまるで光への愛情を全部伝えようとでも言わんばかりに真剣な表情で踊っているため、正直言って笑えて来て仕方ありませんでした。その必死な表情と裏腹に、あっけにとられる光でしたが、なんと窓の外を仲睦まじく歩く信と蘭の姿が目に入ります。

なぜ、あの車で送った女性が信と一緒に歩いているのか…、混乱で過呼吸に陥る光には、同情しかありませんでした。このシーンは、それぞれの思惑や感情が蠢いていてすさまじいシーンだったように思います。康太の必死さは笑えてしまうし、狙って通っているのだとしたら蘭が恐ろしいし、信の気持ちと光の気持ちを考えると胸が苦しくなってしまいます。個人的には、フラッシュモブはあまり喜べないので、光も驚いてしまったんじゃないかと心中お察ししました。

奪い愛、冬 感想 2話③光・康太を追い詰める魔の手

「奪い愛、冬」の主要人物は光・康太と森山夫妻だけではありません。職場には、かつて光に振られた上司・武田(三宅弘城)と康太に思いを寄せる同僚・秀子(秋本才加)もいます。

この2人が脇役ながらにドロドロした展開になるいいアシストをしています。この二人がいるからこそ、光と康太の関係に混乱がきたされるように思います。秀子は、色仕掛けを使って武田に光と信の間に何があったのかを聞き出し、それをネタに康太に言い寄ります。

自分と本気でキスすれば教えるという秀子にキスをし、ギラリと光るような目つきで「教えろ」と迫ります。秀子は信が責任感で蘭と結婚しただけで光を嫌いになって別れたわけではないと不安を煽ります。秀子は、康太を操るのが上手ですね。

第1話でも、光の鍵のかかった引き出しの中に信に関するものがあるような言い方をして康太の不安感を煽っていました。笑顔が可愛かった第1話から、徐々に負の感情に捕らわれ険しい顔を見せる康太の顔が印象的でした。

奪い愛、冬 感想 2話④第3話へ続く2人の狂気

ラストシーンは、蘭と康太の狂気じみた姿をもって終わりました。蘭は、雨が降り帰れなくなった信を迎えにビジネスホテルへ行き、クローゼットに隠れた光を見通すかのようにゆっくりクローゼットに近づき怪しげに微笑みます。クローゼットを開けるのか開けないのか、光の荒くなる呼吸とともにドキドキしてしまいました。

そして康太は光の実家を訪れ、光が実家に帰ると嘘をついて自分の誘いを断ったことがわかり思い切り傘を床に叩きつけ憎悪の表情を見せていました。…ここ、未来の奥様の実家なんだけれども…お母様のいる前でよくそんなことできたなぁと別の意味でも驚いてしまいました。

すっかり火がついている様子の蘭と康太ですが、次回以降、どのような展開を見せるのか楽しみです。

以上、「奪い愛、冬」の2話の感想についてでした。