「嘘の戦争」を見ていると、色々なことを考えさせられます。嘘っていけないことではあるけど、生きていると嘘って身近にあるもの。全てを善悪ではっきり決めつけなくてもいいのかな…なんて思いました。

今回はそんなことを改めて学ぶきっかけとなったドラマ「嘘の戦争」の最終回のラストの名シーンの感想をお伝えします。三篇に渡った「嘘の戦争」の最終回の感想もこれが本当の最後となりますので、最後までお付き合いください。

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嘘の戦争 最終回の感想 空港シーンで示した隆なりのJUSTICEとは?


嘘の戦争の最終回の空港シーンでは隆と浩一の男らしさが光る最後となりましたね。まずは、空港シーンのあらすじを振り返ってみましょう。

隆は浩一と最後に会うために空港へ。医療支援ロボット開発のデータが入ったUSBメモリーを返す浩一。

(いつの間にか百田のUSBメモリーをすり替えていた浩一。百田は偽物と知らずにUSBメモリーを使ってアメリカ人と取引しようとするが…とんずらする結果に!)

今後のニシナコーポレーションを立て直せるか弱気な隆に、「やれんだろ、あんたなら」という浩一。

浩一にそう言われ少し嬉しそうな隆。隆は浩一に「嫌いな嘘をずっとつき続けるのか?」と言う。浩一は「嘘のない人はない。真実を家族に全部いえるか?言えないだろ?」と言う。

納得する隆、確かにそうだ。生きていたら嘘はつきものだ。

浩一は「嘘もつき続けると一つくらい本物になる。嘘が嘘じゃなくなるその日まで、嘘をつき続ける」と…。

今度は誰の名前になったのか、それは秘密。浩一は今度は誰の人生を歩くのか?赤いパスポートと共に浩一はゲートに向かう…。

浩一と隆の会話はまさにすがすがしい男同士の会話だと思いました。完全に完敗した隆、そして浩一のお陰で自分のJUSTICE正義を取り戻した感もある隆。

隆の正義とは、人を傷つけないこと。話し合いでけりをつけようとするところ。そしてニシナコーポレーションで働く社員、その家族を守ることなのですね!

浩一がいたからこそ、二科家の真実を知ることができた。自分の正義とは真逆の父の素顔を知ることができた。浩一がいたからこそ、晃、楓と心を通わせることができた。

浩一のことを思い切り憎んだあとには、すがすがしさだけが残っていた。きっと隆も浩一のことが大好きなんじゃないかな。浩一と隆がこんな形で出会わなければ、いい仕事上のパートナーになっただろうな。

そんな浩一に「やれんだろ、あんたなら」と言われうれしかっただろうな。お互いの能力を認め合っている相手ですからね。

隆は浩一の言っていた「生きていたら、嘘をつく必要悪もある」ことをかみしめながら、これからの人生を歩いていくのかな。パパ、夫の顔に戻った隆はとても優しく、家族を守るための嘘もあることをひしひしと感じているんだろうな。

隆の妻が地味なお嬢マダムで、隆の誠実さを表していますね。派手な女性ではない、若すぎない、同世代の妻というところも隆の正義を表していると思います。

嘘の戦争 最終回の感想 浩一の仲間たちのラストについて


最終回直前で浩一たちを裏切ったかつての仲間たちでしたが、最後はスッキリとした終わり方になっていたと思います。そんな最終回での仲間たちのシーンがこちらです。

百田、八尋、オウム、そしてハルカがBAR800に集まっている。百田は「医療支援ロボット開発のデータが入ったメモリーがあれば億単位で儲かったのに!」と悔しそう。でもその顔はどこかうれしそうだ。八尋は「済んでしまえば恨みっこなし!」とすっきりした表情だ。

そしてハルカは浩一が突然またいなくなったことで少し寂しそう…、すると、オウムが「ジゴクニオチロー、ジゴクニオチロー」そして「チャオプラヤー、チャオプラヤー」と言う。ハルカの目が輝く!「チャオプラヤーって言ったの?タイの川の名前!浩一はタイなんだ!」と嬉しそう。

浩一はオウムに行き先を教えていたのだった。百田と八尋が「タイって広いけど、大丈夫なの?」と言うと、ハルカは笑顔で答える。「大丈夫、見つけ出す!だって相棒だからね!」と。

そのハルカを見つめる詐欺仲間の百田と八尋の目はとても穏やかで優しい。久しぶりにBAR800に優しい空間が流れていた。

百田も八尋も浩一を裏切ったけど、結局のところ、浩一には適わなかったというか。詐欺には知性、体力が必要ですが、一番必要なのは人心掌握なのかもしれません。そういう意味では浩一は人の心を掴む魅力がありますよね。だから二科兄弟みなラブラブだし、三瓶も宮森わかばの家の子供たちも浩一が大好きだったわけです。ハルカもラブラブ、そして八尋も百田も…。

百田は自分が詐欺のテクを浩一に教えて育ててきたから、可愛い反面、自分よりも詐欺師として頭角を表している浩一に嫉妬していたのでしょう。百田は、過去に、浩一のカモを横取りしたら、一か月後浩一にカモを横取りされたと言っていました。今回も浩一から横取りしようとしたけど、見事に横取りされたってわけですね。

でもどこかうれしそうなのは、百田も浩一には敵わない、自分の負けだと思っているからでしょう。そしてなんだかんだあっても、浩一が大好きだということも分かったからでしょう。百田は、六車の逮捕に協力したり、刺されたふりをした浩一をボートに乗せて助けたりと、百田の浩一への信頼を感じました。

八尋も、最初は浩一を警戒していたものの、詐欺師としてのプライド、熱意に押され、徐々に尊敬の念を持つようになりました。おじの百田の言いなりになってしまった八尋ですが、本当は浩一が大好き。

だから百田の持っているメモリーを偽物のメモリーにすり替える手伝いをしたのではないかな。(偽物のメモリーの内容に、うそだよー!という文字が出てきましたが、八尋っぽい言葉ですよね)

元引きこもりの八尋が、珍しくゲームセンターでゲームに夢中になっているシーンがありましたが…あれって八尋の心の葛藤を表現しているのかなと思いました。大好きな浩一を裏切ったことへのイライラをゲームで消化しているのかな。

子供と大人の間を行ったり来たりする八尋の微妙な心の動きを丁寧に描いています。そんなところも「嘘の戦争」のいいところですね。

そしてハルカ…。三瓶から「今朝、浩一君出ていったよ」と言われたときの表情が恋する乙女でとても可愛い!思いが伝わらなくて、切なくてもどかしい表情を見事に表現しています。

ハルカは浩一といるだけでいい、浩一と生きていけることが幸せなんでしね。もう恋愛とか考えていないと思います。「相棒」って「恋人」以上の関係だし、ある意味「夫婦」のようなもの。

ずっと一緒に人生を歩いていくからこその相棒。最高のポジション。ハルカは自分軸がしっかりある女性。浩一が大好きだけど、言いなりにならないし、言うべきことははっきり言う、対等な女性。

まさに最高の相棒です。浩一はハルカに女性としての魅力をすでに通り越して、人間愛を感じている気がします。

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嘘の戦争 最終回の感想のまとめ


最後に改めて「嘘の戦争」最終回を振り返ってみたいと思います。「嘘の戦争」の最終回ではそれぞれの人生がはっきり分かれました。

浩一、ハルカ、百田、八尋、三瓶、二科隆、楓、晃には光が差し込む人生が見える反面で、会長、七尾、六車たちには暗闇の人生しかない予感がします。制作側はあえて両者の結末を「光と闇」と真逆に描いたのかなと思います。

嘘にもいろんな面があって、必要な嘘もあれば、人を苦しめる嘘もある、物事をいろんな面から見ることを教えてくれたドラマ「嘘の戦争」…、私の中で大事な宝物がまた一つ増えました。

以上、「嘘の戦争」最終回の感想について、でした。